我々、駒来協同組合は、自動車用部品の製造・販売を生業としている事業者が多く集まり活動しています。
自動車業界は、各事業者が生き抜くために徹底的にコスト分析を行い、コスト上の問題点の顕在化とそれに対する改善に継ぐ改善で大きな競争力を生み、今では我が国の基幹産業となっています。
ただし、自動車は日常生活に欠く事の出来ない便利な道具であると共に、地球温暖化の元凶たる二酸化炭素の大量発生源である事も確かであり、今後、急速に脱二酸化炭素の方向への大転換が起こる困難な時期に差し掛かっています。 また、動力源が内燃機関から電気モーターに変わる事で、構造面の低コスト化、他業界からの新規参入により、競争が益々激しくなる事が確実視されています。
他方、最近では人材不足問題が逼迫しています。当組合の組合員はティア2もしくはティア3の事業者であり、知名度や資金力で優位に立つことが厳しく、優秀な人材を確保するにも大企業やティア1の企業に人材が流れているのが現状です。 この様な状況の中、同じ志を持った事業者が集まり、共通の問題点を打開し今後の事業継続や発展のため、当組合を立ち上げました。
当組合の初代理事長を拝命することになりましたが、着実に事業活動を進め、すべての組合員がこれらの困難を乗り越えるよう組合活動に邁進する決意です。

駒来協同組合理事長 近藤 泰治